浪速風

もしもカレンダーに「13月」があったなら…今日から師走

2018年(平正30年)の「楠公さんをたずねて 楠木正成考」カレンダー
2018年(平正30年)の「楠公さんをたずねて 楠木正成考」カレンダー

苗字(みょうじ)・家紋研究家の丹羽基二さんが編纂(へんさん)した「日本苗字大辞典」によると、日本人の姓は約30万種あるそうだ。その中でも「十二月一日」は極めつきの珍名だろう。「しわすだ」と読むらしい。実在しないともいわれるが、どこかにいるならお目にかかりたい。今日から師走。

▶途端に気ぜわしく感じるのは、「まだ11月」が「もう12月」になるからではないか。「いそがしく時計の動く師走哉」(正岡子規)。時計の針も早く回るように思える。仕事納めまでの1カ月は短い。あれをやらなければ、これも忘れていた…。嗚呼、13月があったらなあ

▶実は1年を13カ月とする暦がある。モーゼス・コッツワースが提案した国際固定暦は、イーストマン・コダック社の創業者が賛同して1989年まで使用していた。1カ月は28日で年364日。閏(うるう)年で調整する。曜日と日付が固定するのもわかりやすい。採用されれば面白かったが、「十二月一日さん」は反対するかも。