静岡・富士の化学工場で爆発 1人死亡、11人けが

  1日午前8時半ごろ、静岡県富士市厚原の荒川化学工業の富士工場で爆発音がして火が出ていると110番通報があった。富士市消防本部によると、64歳の男性が死亡し、20〜60代の男性11人がやけどなどのけがを負った。けがの程度は重症3人、中等症2人、軽傷が6人。死亡した男性を含め全員が工場の作業員とみられている。

 同社によると、工場では製紙用の化学薬品や印刷インキ用の樹脂を製造している。

 現場には黒煙が立ちこめ、周囲の家屋の窓ガラスが割れるなどの被害が出たことから、市は工場から半径100メートルの22世帯48人に一時、避難指示を出した。

 またJR東海は、二次被害の恐れがあるとして、身延線の富士-西富士駅間で一時運転を見合わせ、特急列車の一部が運休した。

■荒川化学工業 昭和11年に設立された天然樹脂を原料とする中間素材メーカー。本社は大阪市中央区。製紙用の薬品や印刷インキ用樹脂、粘着・接着剤用の樹脂などを製造している。平成29年3月期の売上高は508億円。17年11月現在の従業員は747人。