川崎市、独バイオ組織と覚書締結 臨海部への企業進出に期待

バイエルン州駐日代表部のクリスティアン・ゲルティンガー代表(左)と川崎市の福田紀彦市長=24日、川崎市役所
バイエルン州駐日代表部のクリスティアン・ゲルティンガー代表(左)と川崎市の福田紀彦市長=24日、川崎市役所

 神奈川県川崎市は、ドイツでバイオテクノロジー関連企業を対象に経営マネジメントを行う非営利組織「バイオエム」と、企業間交流や経済連携に向けた覚書を締結した。

 バイオエムは、バイオ関連の企業集積地が点在するバイエルン州で、企業間の業務提携や人材交流をサポートしている組織。医薬品開発支援や起業の後押しも行っており、州内で約400社と連携している。

 川崎市は、臨海部でライフサイエンス分野を中心とした研究開発拠点「キングスカイフロント」の整備を進めており、バイオエムとの連携により、ドイツからの企業進出や、ノウハウの共有を期待している。

 締結式で福田紀彦市長は「企業間連携など、拠点化に向けたノウハウをバイオエムから学びたい」と意気込み、バイエルン州駐日代表部のクリスティアン・ゲルティンガー代表は「州全体が関係構築をよろこんでいる。互いの発展につなげたい」と話した。

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