「アルカス土浦」オープン 駅前活性化の起爆剤に

 土浦市がJR土浦駅西口に建設を進めてきた複合ビル「アルカス土浦」(同市大和町)が27日、オープンし大勢の市民でにぎわった。式典で中川清市長は「街ににぎわいをもたらし、活性化につながることを願う」とあいさつした。

 アルカス土浦は地上4階建てで、県内最大規模となる蔵書数56万冊の新市立図書館を核に市民ギャラリーや銀行、学習塾が入居する。

 市民ギャラリーではオープン記念で県近代美術館の所蔵展を開き、フランスの印象派の画家、クロード・モネの作品を展示している。

 土浦駅周辺では大型店舗の撤退が相次ぎ、平成27年には市役所を駅前に移転させた。土浦市では新図書館の開館が駅前活性化の起爆剤になることを期待している。

 土浦市荒川沖の男性(67)は「新聞を読んだり本を読んだりだけでなく、イベントを通じて街を再発見したい」と話していた。

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