■地域密着型を軸に七変化
栃木の魅力を県内外にアピールするご当地アイドルグループ「とちおとめ25」で5年2カ月活動し、リーダーとして若いメンバーを引っ張ってきた。グループ卒業後はラジオのパーソナリティーやイベントの進行役などを務める。
「栃木の良さを県外にも発信できるよう県内を回って栃木の良さを再確認し、地域密着型でいきたい。地域の隠れたスポットや地元グルメにも詳しくなって紹介できるようになれば」。今も軸足は県内。幅広くタレント活動を続けている。
「とちおとめ25」は県産イチゴ「とちおとめ」と、夏に収穫できる「なつおとめ」の品種登録前の「栃木25号」から命名し一年中フレッシュという思いが込められた。中国開催の上海万博で県の特産品をPRするために結成。その後、県内での活動が始まったが、年上のメンバーが抜け、リーダーを担うことに。
「末っ子だし、自分には向いていない。リーダーはやりたくないと言っていた」。当初は思いもしない役割だったが、「今はやって良かったと思う。成長できたし、達成感もある。仲のいいグループだけど、真剣にやっていれば、ぶつかることだってある」と振り返る。メンバーは中学生、高校生を含め10代も多く、ステージが始まる直前でも学校の休み時間のような雰囲気になることも。そんなときは嫌な役回りでも注意して引き締めた。また、ダンスが苦手なメンバーのレッスンに付き合うなどグループをまとめ、毎週イベントに呼ばれるような人気グループに成長した。