立憲民主党の長妻昭代表代行は26日のフジテレビ番組「新報道2001」で、秋田県に北朝鮮の漁船が漂着し、男性8人を保護した事故に関し「偽装漁民の可能性も精査しなければいけない。かつて産経新聞に、北朝鮮が日本海から上陸して原発にテロを仕掛ける訓練を行っているという報道があった。国境、海域の守りを徹底してほしい」と述べた。
同じ番組で自民党の片山さつき政調会長代理は、緊迫する北朝鮮情勢について「米韓演習や米空母3隻の演習、米国がB2ステルス爆撃機まで飛ばしたのが北朝鮮にとって大変なプレッシャーになっている」と語った。
長妻氏は、会計検査院が行った平成28年度決算の検査報告で、厚生労働省が全省庁で「税金の無駄遣い」の件数が最も多かったことに関し「私が厚労相のとき、いくら『無駄を出せ』といっても、役所は『ありません』だった。(事業に)優先順位をつけ、低いところは見直さなければいけない。政府は各省庁に号令をかけてもらいたい」と強調した。
これに対し片山氏は「会計検査院の検査や政治の場での追及など、浜の真砂(まさご)は尽きるとも無駄撲滅は終わる日はない、というくらい頑張りたい」と語った。