フワフワの食感、どこまでも優しく、少し甘味さえ感じるスマートな味わい。一度食べたら、病みつきになるのがタチウオのしゃぶしゃぶです。一緒に鍋に入れる野菜も、香りマツタケ味シメジと言われるほど、味わい豊かなシメジと、くせがなくシャキシャキとした食感が特徴の水菜だけ。上品で、スタイリッシュな鍋を楽しみましょう。
刺身や、塩焼き、煮付け、干物として重宝されるタチウオですが、しゃぶしゃぶか一番お薦めです。こんな食べ方があったのか、と驚かされる一品。サーベルフィッシュの新たな魅力にはまる鍋です。さっぱりとした味なので、日本酒ばかりでなく、酸味のなめらかな白ワインも合います。(速水裕樹)
材料
タチウオ…1尾
シメジ…1パック
水菜…1把
スダチ…2個
ダイコン…1/4本
昆布…10センチ
ポン酢…適量
柚子胡椒…適量
作り方
1.タチウオは頭と尾を落として、はらわたを取り除く。ウロコがないので3分の1ほどの長さにそのままぶつ切りにして、3枚におろす
2.おろした身を少し大きめのそぎ切りにして、皿に並べる
3.シメジは石突きを落として、水菜は流水で洗ってざく切りにして皿に盛る
4.ダイコンは皮を剥いてダイコンおろしをつくる
5.鍋に水を入れ、昆布をしいて火を付ける。沸騰したら弱火にする
6.肉のしゃぶしゃぶの要領で、銘々がタチウオを入れて3〜5秒で取り出し、ポン酢とダイコンおろし、スダチと柚子胡椒を薬味にしていただく