伊丹の鉄道を明治からたどる 市立博物館で資料160点展示

昭和40年ごろの旧国鉄伊丹駅を再現したジオラマ=伊丹市
昭和40年ごろの旧国鉄伊丹駅を再現したジオラマ=伊丹市

 明治中期に開業した「川辺馬車鉄道」以来の伊丹市内の鉄道の歴史を紹介する企画展「伊丹の鉄道〜くろがねの響きとともに」が、同市千僧の市立博物館で開かれている。明治期の乗車券や昭和40年ごろの旧国鉄伊丹駅を再現したジオラマなど貴重な資料約160点が並んでいる。26日まで。

 馬車が動力の川辺馬車鉄道は明治24年、尼崎-伊丹間で開通。輸送力不足からわずか2年で廃止になった。その後、蒸気機関車の「摂津鉄道」「阪鶴鉄道」を経て同40年に路線は国有化。現在のJR福知山線へとつながった。

 会場には馬車鉄道の経営方針を記した資料や、阪鶴鉄道の銘が入った米国カーネギー社製レールなどを展示。また、昭和40年前後の旧国鉄伊丹駅を再現したジオラマや、福知山線が全線電化した昭和61年当時の列車運行表(ダイヤグラム)なども目にできる。同展を訪れていた愛知県一宮市の公務員、小林弘昌さん(56)は「鉄道とともに発展してきた伊丹の街の歴史を学ぶことができた」と話していた。

 また、同館が今年3月に発刊し、鉄道ファンらに人気で一時は品切れ状態だった鉄道史料集「明治期伊丹の鉄道」も会場などで見ることができる。問い合わせは同館(電)072・783・0582。

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