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大阪は相変わらず自転車のマナーが悪い。実感したのは夜の御堂筋である。
年末恒例の「光の饗宴2017」が12日から始まり、約4キロの御堂筋にイルミネーションが点灯された。
昼間の色づいたイチョウ並木も美しいが、日が落ちると表情を変える。エリア別に青、白、ピンクなど5色の違った光の葉をまとって、幻想的である。
3年前には「最も多く街路樹にイルミネーションを施した通り」として、ギネスの世界記録に認定された。
まだ行ったことはないが、写真やテレビで見るパリのシャンゼリゼ通りにも劣るまい、と個人的には思う。
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会社帰りに、ちょっと遠回りになるが、御堂筋を歩いてみた。
とくに本町以南で人が多かったのは、好調なインバウンド(訪日外国人客)の影響だろう。スマートフォンや自撮り棒のカメラで写真を撮っている。
御堂筋の歩道は広いが、人をかき分けるのに苦労する。大阪も国際都市になったものだ。
ところが…。
前から後ろから、ひっきりなしに自転車がやってくるのだ。けっこうなスピードで、それもライトをつけていない自転車が多いから、目の前にきてハッとする。何度かぶつかりそうになった。危なくて、落ち着いてイルミネーションを楽しめなかった。
周囲の中国人らしい観光客らは、あまり気にするふうでも、怒ってもいなかった。彼の国は自転車大国として知られるから、きっと日常茶飯事なのだろう。
が、こんな国際化はありがたくない。
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道路交通法では、自転車は車道通行が原則である。歩道を通行できる場合も、歩行者優先が基本で、自転車は徐行しながら車道側を走るよう定められている。