産経抄

陳謝も急ぎすぎちゃった 世界が驚く日本の鉄道 11月19日

 ▼後藤はどんな会議に出るにも定刻の少し前に着座した。「早し良し、丁度良し危なし」と後藤の言葉にある。鉄路の上を走るのは冷たい鉄の塊ではなく人の命である。安全を売りにする鉄道会社に敬意を表し、乗客の側も「早し良し」をせめてもの心掛けとしたい。

 ▼会社のホームページには陳謝の文に添え「お客様より当該列車にご乗車出来なかった等の申告はございせん」とある。書いた人は少しの「間(ま)」も惜しんだのだろう。拙速と言うまい。「早し良し」とつぶやく。