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日本画の巨匠たちの作品を宝石や金箔(きんぱく)で表す絵画の展覧会「ジャポニズムジュエリーアート展」が19日、建仁寺(京都市東山区)で始まった。26日まで。
尾形光琳の「燕子花図(かきつばたず)」や葛飾北斎の「凱風快晴(がいふうかいせい)」などの日本画を、宝石を用いて再現した作品20点を展示。大阪市立大学と宝石商ジュエリーカミネ(神戸市)との共同研究により製作された。
中でも、同寺が所蔵する俵屋宗達の「風神雷神図屏風(びょうぶ)」(国宝)の作品は2枚並べると幅2メートル以上にもなり、金箔の背景にルビーやオパールなどの天然石を使った計1200万円相当の大作となっている。
北海道稚内市から訪れた会社員の川村康介さん(37)は「一つ一つ細かくできていて、きれいの一言に尽きる」と話していた。
同寺本坊の拝観料(大人500円、中高生300円)を払えば入場できる。午前10時〜午後4時。問い合わせは同寺((電)075・561・6363)。