「モンハン」プログラム改変で手数料 「異常に強いプレーヤーがいる」 大阪府警、44歳会社員を書類送検

 人気ゲーム「モンスターハンター」のプログラムを改変し、手数料を得ていたとして大阪府警阿倍野署は17日、著作権法違反の疑いで、大阪市住吉区の会社員の男(44)を書類送検した。「小遣い稼ぎのためにやった」と容疑を認めている。

 同ゲームはモンスターを退治して、キャラクターの武器を強化するのが醍醐味(だいごみ)の一つだが、男は武器を本来はあり得ない強さに改変していた。インターネット上で見知らぬ人と仲間になってプレーすることも可能で、改変ソフトを入手した人は、ほかのプレーヤーから称賛されることが目的だったとみられる。

 書類送検容疑は平成27年8月〜28年1月ごろ、ニンテンドー3DSのゲームソフト「モンスターハンター4Gのプログラムを改変したとしている。

 同署によると、男はネットでプログラムの改変を受注。希望者にゲームソフトを送ってもらい、プログラムを書き換えて送り返していた。約250人から見返りに計約200万円を得ていたとみられる。

 モンスターハンターは、シリーズ累計で約4千万本(今年9月末現在)を売り上げた人気ゲーム。開発したカプコン(大阪市中央区)は「『異常に強いプレーヤーがいる』という指摘を過去にもらったことがある。改変せず、元々のゲームの中で楽しんでほしい」と訴えている。 

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