高松市立屋島小の5年生64人が、地元の景勝地・屋島の魅力を知ってもらおうと、市内の旅行会社の協力を得て企画した「屋島おもてなしガイドツアー・バス編」が17日、屋島山上周辺で行われた。
同小では毎年、屋島に親しみ学ぶ総合学習の時間(年間70時間)を全学年で実施。これまで学んできたことを発表し、屋島の魅力を伝えようと、5年生が観光ツアーの考案・企画に取り組んでいる。
児童らは現地に何度も足を運び、ツアーの内容を考え、模擬練習を重ねた。プロからガイドや接客の仕方などもしっかり学んだ。
3回目となるツアーには子供と大人45人が参加。児童らは21班に分かれ、「かわら投げ対決!源氏vs平氏」「屋島っ子流!みりょく大発見の旅」など、趣向を凝らしたオリジナルの企画をもとに、丁寧にガイドをしながら屋島の魅力をアピールした。
四国霊場84番札所の屋島寺でお遍路気分を体験してもらう企画を用意した小河舜くん(11)は「移動中もっと話ができればよかったけど、リハーサルよりは上手に案内できた」とほっとした表情をみせた。
市内から参加した三島恵梨子さん(35)は「たくさん勉強していることが分かり感心した」、徳島県から参加した伊場佳代さん(37)は「至れり尽くせりで楽しかった」と話した。
同ツアーの歩いて屋島を登る「徒歩編」は29日に実施。定員は60人程度。参加費無料。問い合わせは東交トラベル(電)087・821・1119。