食品添加物「リン酸塩」過剰摂取? ハムやソーセージに使用 普通の食生活なら心配無用

「量」で考える

 実際にリンをどれぐらい摂取しているのだろう。国民健康・栄養調査(平成27年)によると、普通の食品からの1日平均摂取量は、男性が1063ミリグラム、女性が925ミリグラム。添加物のリン酸塩からは265・6ミリグラム(25年度の厚労省調査)。両方を合わせても、男女とも耐容上限量の半分以下だ。

 ただ、これは平均値で、中には耐容上限量を超えて摂取している人がいるかもしれない。その場合は単純計算で、普通の食事の倍以上の量を食べていることになる。そのような食生活を毎日していれば、リンだけでなく、脂肪、塩分なども過剰に摂取している可能性が高くなる。

 科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体「FOOCOM(フーコム)」代表の森田満樹さんは「食のリスクを考えるときは、量の概念を把握することが大事。リンだけでなく、塩や砂糖も過剰に摂取すれば害になる。リスクを避けるには、偏食しないで、いろいろなものを適量食べることが勧められる」と話している。

会員限定記事会員サービス詳細