【寄稿】作家・澤田瞳子 「怖い絵」展 己の中の恐怖と向き合う(3/3ページ) - 産経ニュース

メインコンテンツ

寄稿

作家・澤田瞳子 「怖い絵」展 己の中の恐怖と向き合う

 本展を訪れた人は必ずや、数々の「怖い」絵を前にして、自分はこんな段階を経て恐怖を覚えるのか、己の中にこんな恐怖がひそんでいたのか、とわが身を顧みるに違いない。いわばこの「怖い絵」展は、絵にひそむ恐怖を味わうとともに、それに向き合う己をも味わう展示。そこにどんな未知の人物がいるのかを探すためにも、ぜひお出かけいただきたい。

【プロフィル】澤田瞳子

 さわだ・とうこ 昭和52年、京都市生まれ。同志社大学大学院博士課程前期修了。平成22年に『孤鷹(こよう)の天』で作家デビュー。23年、同作で中山義秀文学賞を受賞。『満つる月の如し 仏師・定朝』で新田次郎文学賞、『若冲』で親鸞賞。近著に『腐れ梅』。

【ガイド】「怖い絵」展は12月17日まで、東京都台東区上野公園1の2、上野の森美術館。無休。午前9時〜午後8時まで毎日開館。一般1600円。問い合わせはハローダイヤル(電)03・5777・8600。