人気は「アンプラグド」
いま人気のプログラミングトイを見てみよう。
「ロボットタートルズ」は、米IT大手グーグルの元エンジニアが自分の子供のために作った。家族で楽しめるボードゲームだ。必ず大人が関わることを前提に設計されている。
ゲームの主役は、カメ型のロボット。子供たちは、このロボットが障害物を回避して宝物にたどり着けるようにカードを使って「命令」を出す。つまり、このカードがプログラミングにおける「コマンド(命令文)」に相当する。障害物を回避するために「前進」や「左折」「右折」といったコマンドカードを使う。
子供が示したカードに基づいてロボットのカードを動かすのは大人、というのがルール。大人はコンピューターの役なのだ。
この「ロボットタートルズ」のように、パソコンやタブレット端末などを必要としないプログラミング教材が最近の傾向として注目されている。「アンプラグド」と呼ばれている。
アンプラグドの人気商品には米玩具メーカー、フィッシャープライスが販売するイモムシ型ロボット「コード・A・ピラー」や、世界中の教育機関で導入が進む「プリモトイズキュベット」がある。
アンプラグドの大きな利点は、電子機器の扱い方を習得する前の低年齢児も使えること。「コード・A・ピラー」「キュベット」は、ともに対象年齢は3歳からだ。