浪速風

サンフランシスコ慰安婦像 姉妹は他人の始まりだ

セント・メリーズ公園展示スペースに設置された慰安婦像=米カリフォルニア州サンフランシスコ(中村将撮影)
セント・メリーズ公園展示スペースに設置された慰安婦像=米カリフォルニア州サンフランシスコ(中村将撮影)

兄弟は他人の始まり、という。姉妹だってそうだ。害になる姉や妹なら縁を切っても仕方がない。大阪市の姉妹都市である米サンフランシスコ市議会の委員会が、中国系の民間団体が設置した慰安婦像と碑文の寄贈受け入れを決めた。本会議を通り、リー市長が拒否しなければ寄贈されることになる

▶碑文は慰安婦を「性奴隷」と記すなど、事実の歪曲(わいきょく)がはなはだしい。大阪市の吉村洋文市長は懸念を伝える書簡を再三リー氏に送り、姉妹都市の解消にも言及してきた。雑誌「正論」12月号でも、「カウンターパートに向けて発信することにより、日本全体としての意思を国際社会にしっかりと示すべき」と述べている。まさに正論だ

▶米国でも中国系や韓国系の住民が多い地域では、政治家が簡単にその意をくむ。3年前、ワシントン・ポスト電子版はこうした動きを「過剰な迎合」だとして戒めた。その通りなのに改まらない。まったく、縁なき衆生は度し難し。