関西の議論

目指すは世界一…クラブ活動は「ロボット開発」追手門学院大手前中・高生の挑戦「ロボットづくりは人づくり」

【関西の議論】目指すは世界一…クラブ活動は「ロボット開発」追手門学院大手前中・高生の挑戦「ロボットづくりは人づくり」
【関西の議論】目指すは世界一…クラブ活動は「ロボット開発」追手門学院大手前中・高生の挑戦「ロボットづくりは人づくり」
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 人の言葉を手話に翻訳するロボット「しゅわっと君」を開発した追手門学院大手前中学(大阪市中央区)の「ロボットサイエンス部」が10〜12日、中米コスタリカで開催される「ワールド・ロボット・オリンピアード(WRO)」に日本代表として出場する。同部には中学・高校合わせて約40人の部員が在籍し、自律型ロボットの設計・製作のほかプログラムやプレゼンテーションに至るまでを取り組んでいる。同部顧問の福田哲也教頭(51)によると、「ロボットづくりは人づくり」を合言葉に宇宙をテーマにした教育を実践しているという。(高橋義春)

「耳の不自由な両親に」が開発のきっかけ

 しゅわっと君は、中学生5人で編成された「WROチーム」が製作。9月に東京で開催された国内大会で最優秀賞を獲得し、世界大会への出場権を得た。

 高さ約50センチ、幅約25センチ、重さ約3キロで、人の手の形をしている。会話を音声認識して色に変換してロボットに情報を送信し、手話の複雑な動き(指文字など)を表現する。「おはよう」などの簡単な言葉であれば10秒程度で手話にできるという。

 チームリーダーで主にプログラミングを担当した中学3年、辰巳瑛(あきら)さん(14)は「両親が聴覚に障害があり、ロボットで耳の不自由な人とのスムーズな会話ができたら」と考案。国内大会でロボットを見た両親からは「分かりやすい手話で、うまくできている」とのうれしい言葉をもらった。

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