東京芸大、若手支援へオークション ゆかりの芸術家110人出展

 東京芸術大学創立130周年を記念し、同大ゆかりの芸術家110人の作品を集めたチャリティー・オークション展が10日から13日まで、東京都港区の東京美術倶楽部内の東美ミュージアムで開催される。

 才能のある若手芸術家を支援するために設置する「東京芸術大学若手芸術家支援基金」の活動資金を集めるために企画された。展覧会で展示された作品を入札オークションで販売するもので、現役作家(卒業生・教員)の作品によるオークション展は同大で初の試みとなる。

 同大は多くの優れた人材を輩出しているだけに出展者は豪華。「油画」では文化勲章受章者の野見山暁治や奥谷博、文化功労者の絹谷幸二といった大物、「日本画」は中島千波や千住博ら人気画家。「工芸」では文化庁長官の宮田亮平、「彫刻」では東京スカイツリーのデザイン監修を務めた澄川喜一。さらに現在、教授陣に名を連ねる小林正人やO JUNといった現代作家らも。顔ぶれを見るだけで、日本美術をリードしてきた同大の実力を感じさせる。

 絵画のサイズは縦横20〜30センチ前後の小品。「みな快く出展していただきました」(同大経営戦略・IR推進室)。

 集まった資金は同大出身の若手アーティストの留学や展覧会などの支援活動に使うという。オークション展は入場無料。開札日は14日。会期中、東京芸術大学大学美術館の秋元雄史館長と出展作家によるギャラリートークも予定されている。問い合わせは東京美術倶楽部(電)03・3432・0191。(渋沢和彦)

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