大津中2いじめ自殺

生きていたら「謝りたい」 6年たってようやく法廷で聞けた元同級生の謝罪に遺族当惑

元同級生の尋問が終わり、報道陣の取材に応じる遺族側の代理人弁護士=7日、大津地裁
元同級生の尋問が終わり、報道陣の取材に応じる遺族側の代理人弁護士=7日、大津地裁

 平成23(2011)年に大津市立中学校の男子生徒=当時(13)=が自殺したのは「いじめが原因」だとして、遺族が元同級生らに損害賠償を求めた訴訟。7日に大津地裁であった口頭弁論では、24年2月の提訴以来、初めて公開の法廷に立った元同級生の男性(20)の発言に注目が集まった。

■昆虫を…蜂を食べさせたのは「罰ゲーム」「遊び」

 大津地裁では朝から傍聴券を求める市民らが列をつくり、いじめ防止対策推進法制定のきっかけにもなった大津いじめ事件への関心の高さがうかがえた。

 市が設置した第三者委は、口や手足を粘着テープで縛ったり、3階の教室の窓から体を突き出すことを強要する「自殺の練習」などの行為があったと認定している。訴訟では元同級生側は「いじめの認識はなく、自殺との因果関係はない」と主張してきたが、元同級生は7日、改めて「罰ゲームだった」「遊びだった」などと強調した。

 元同級生は、いじめとされる行為や当時の状況について3時間近く質問を受けたが、淡々と答え続けた。一方、終盤に男子生徒の父親から「息子が亡くなって6年。息子に謝罪する気持ちはあったか」と問われると「生きていたら言いたいこと、謝りたいことがある」との心境も語った。

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