外交・安保取材の現場から

「暴言王」が大感動 ドゥテルテ比大統領 陛下との会見の喜びを語る

 ワイルドな風貌と数々の過激な発言で「暴言王」の異名を取るフィリピンのドゥテルテ大統領(72)が10月末に来日し、天皇、皇后両陛下と会見した。実はドゥテルテ氏はかつて天皇陛下について「神のような存在として尊敬いたします」と語っており、会見を切望していたが、2度に渡って直前にキャンセルになった経緯があった。「三度目の正直」で念願がかなったドゥテルテ氏は帰国後、地元メディアに宮中での感動体験を語った。

 「ヒトラーはユダヤ人300万人を虐殺した。(フィリピンには)薬物中毒者が300万人いるが、私も虐殺してやりたい」

 「売春婦の息子め。フィリピンは独立国家で、米国の植民地ではない。オバマは何さまのつもりだ」

 フィリピン南部ダバオの市長を長らく務めたドゥテルテ氏は昨年6月の大統領就任後、過激な発言で世界にその名をとどろかせた。

 さらに昨年10月に訪中した際の中比間の協力文書の調印式で見せた態度も問題視された。

 ドゥテルテ氏はズボンのポケットに手を突っ込んだ状態で中国の習近平国家主席と会場に現れ、ヤサイ外相(当時)が署名をしている間や習氏と握手を交わした際に、ガムを噛むようにくちゃくちゃと口を動かしていたのだ。

会員限定記事会員サービス詳細