関西の経営者らでつくる「関西・経営と心の会」(代表世話人=木村皓一(こういち)・三起商行(ミキハウス)社長)は7日、大阪市内で社会貢献をたたえる「第30回関西・こころの賞」の授賞式を開き、2組を表彰した。
受賞したのは、障害者らの日常動作を助ける福祉用具製作のボランティア団体「京 自助具館」(京都市)と、知的障害者の自立支援施設を神戸市で立ち上げ、音楽などを通じた障害者の芸術活動にも尽力した鈴木都さん。
「京 自助具館」の近藤千津子会長は「自助具を知る人は少ないが、このような活動に光を当てていただいて光栄です」と喜んだ。鈴木さんは「助けて終わりではなく、知的障害者の未来につながるような施設を作り続けたい」と語った。
このほか、人形浄瑠璃文楽の人形遣いで、重要無形文化財保持者(人間国宝)の吉田和生さんに特別賞が贈られた。