これに対し、男性記者は「内閣府の担当なので改めて説明を」「クリアしているのであれば説明は簡単なはずだ」などと食い下がった。梶山氏は「今の時点で設置審の審議の結論が出ていないので、報道によれば今週か来週辺り(に認可が出る)ということになっているので、それを受けて、何かあればということにさせてもらいたい」とかわした。
加計学園の獣医学部が4条件をクリアしたと内閣府が判断した理由には、前任の山本幸三前地方創生担当相が5月10日の衆院地方創生特別委員会で、「具体的には、(中略)創薬研究や学際的研究に直結する科目を豊富に専攻し、多様な実験動物を扱える獣医師を重点的に養成しようとしている点が既存のものとは異なる」と説明。
水際対策については「(中略)英語による授業の実施を含め、感染症発生時に国際的な協調、調和を図りながら水際対策に対応できるグローバル対応可能な獣医師を重点的に養成しようとする点も既存のものとは大きく異なる」などと明言している。