加計学園

「どうクリアしたのか」 獣医学部認可の見通しで朝日記者が地方創生担当相を質問攻め

朝日新聞東京本社=東京・築地(本社チャーターヘリから、桐原正道撮影)
朝日新聞東京本社=東京・築地(本社チャーターヘリから、桐原正道撮影)

 学校法人「加計学園」の獣医学部が大学設置・学校法人審議会(設置審)で近く開学が認可される見通しとなっている状況を受けて、朝日新聞の男性記者が梶山弘志地方創生担当相の7日の記者会見で、梶山氏を質問攻めにした。朝日記者は平成27年に閣議決定された国家戦略特区の4条件を「どうクリアしたのか」などと異例の熱心さで質問。梶山氏は「現在設置審で審議されており、今改めて説明する必要はない」などと応じた。

 質問に上がった4条件とは、(1)既存の獣医師養成でない構想が具体化(2)ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らか(3)既存の大学・学部では対応が困難な場合(4)近年の獣医師の需要の動向も考慮しつつ、全国的見地から本年度内に検討-の4つを指す。

 この日の会見で朝日の男性記者は、加計学園の獣医学部が「4条件をどうクリアしているか、具体的なことが欠けている」と指摘した上で質問した。梶山氏は「その時点で説明しているので、今ここで説明する必要はないと思う」と述べた。

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