日米首脳共同会見・詳報

トランプ大統領「北朝鮮の脅威は看過できない。戦略的忍耐の時代は終わった」安倍晋三首相「全ての選択肢がテーブルの上にあるとの立場を支持する」

 ですから、これから協力して何ができるかを見ていきたい。スポットライトが今当たっています。これからとても良い運が向いてくる可能性もある。また、この体制自体がこの人たちを返してくれるかもしれません。もし、金委員長がその人達を返してくれるということになったら、それは多くの特別なことの始まりになると思います。しかし、どうなるかは様子を見ていきたいと思います。

 --トランプ大統領に質問する。この2日間、日米同盟を確固たるものとすることを確認した。自由で開かれたインド太平洋というビジョンも掲げた。中国と衝突することなく、どうやって開かれて自由な社会をこの地域で開くのか。大統領は日本が北朝鮮のミサイルを撃ち落とさなかったことは残念だと発言したこともある。この問題は話されたのか。日本の防衛のためにどういった役割を果たすべきだと考えるか

 トランプ大統領「首相はさまざまな防衛装備を米国から購入することになるでしょう。そうすれば上空でミサイルを撃ち落とすことができるようになると思います。先日、サウジアラビアでも同じようなことが起こりました。誰にもダメージを与えることなく、迅速にミサイルを撃ち落とすことができます。ですから、日本が大量の防衛装備を買うことが好ましいと思っています。そうすべきです。

 米国は世界最高の軍事装備を持っています。F35戦闘機は世界最高の戦闘機です。完全にステルス機能を持っています。また、さまざまなミサイルを米国は製造しています。多くの雇用が生まれますし、日本がもっと安全になります。他の国も多くの軍事装備を米国から買っています。

 一方、中国に関して、私と習近平国家主席との関係は素晴らしいものです。私は習主席を友人と考えていますし、彼のことは大好きです。習主席は中国を代表し、私は米国を代表しています。習主席の考え方は、私とは違うかもしれませんが、貿易では大変に似通っています。

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