M9・1南海トラフ巨大地震想定、淡路島内3市で総合防災訓練

校庭では負傷者が並べられ、治療の優先順位を決めるトリアージ訓練が行われた=兵庫県南あわじ市阿万下町の市立阿万小学校
校庭では負傷者が並べられ、治療の優先順位を決めるトリアージ訓練が行われた=兵庫県南あわじ市阿万下町の市立阿万小学校

 兵庫県・淡路島内3市で5日、将来の発生が確実視される南海トラフ巨大地震に向けた防災訓練が行われた。避難訓練のほか、住民による避難所開設やボランティアの受け入れ訓練なども行われ、防災意識を高めた。

 午前9時にマグニチュード9・1の南海トラフ巨大地震が発生し、震度7の揺れを観測、大津波警報も発表され、各地で甚大な被害が発生した-との想定で行われた。

 県内で最大となる8・1メートルの津波が想定されている南あわじ市では、市立阿万小学校を会場に治療の優先順位を決める「トリアージ」訓練をはじめ、煙体験▽消火器体験▽応急救護訓練▽炊き出し-などを実施。避難所開設の際には、住民が食料班、衛生班、名簿班などの役割を分担し、ボランティアを受け入れたりする組織づくりをシミュレーションした。沼島への物資輸送や被災状況確認のため県消防防災航空隊を要請し、阿万スポーツセンターでヘリコプター受け入れ訓練も行った。

 煙の充満した部屋からの避難訓練を行った同小5年の松山塔虹(とうこ)さん(10)は「煙であんなに見えなくなるとは知らなかった。息もできないし、支えるものがないと歩けないと分かりました」と話していた。

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