浪速風

危険なあおり運転を許すな

対向車線にはみ出して進路をふさごうとするトラック(JAFメディアワークス提供、画像の一部を処理しています)
対向車線にはみ出して進路をふさごうとするトラック(JAFメディアワークス提供、画像の一部を処理しています)

あれもあおり運転だったのだろうか。ずっとむかし、夜の国道で、ライトをパッシングし、あるいは遠目のままにした車にしつこくつけられた。理由はよくわからない。近所のご夫婦は、車線を変更しただけで後続車につけまわされたという。

▶神奈川県の東名高速道路でワゴン車の夫婦が死亡した事故は、今も痛ましい。あおったうえ車を停止させた男を、横浜地検は自動車運転処罰法の危険運転致死傷罪などで起訴した。逮捕容疑の過失致死傷より罰則が重い。当然である。それでも「危険-」の最高刑は懲役20年で、停止後だったことが争点になるという。重罪が無理なく適用されるよう法改正すべきだ。

▶あおり運転そのものも厳しく罰したい。車は、「乗る人をスーパーマンにする人間の拡張形態」(文明批評家、マクルーハン)。錯覚して自分は強いと思い込み、車に乗れば凶暴になる人間がいる。そんなやからには厳罰で臨み、身の丈を思い知らせるに限る。