首相指名選挙 野党統一どころか…離合集散受けバラバラ 最多は立民・枝野幸男代表も共産は全員志位和夫委員長 希望は「暫定」渡辺周氏 

衆院本会議に臨む(奥から)立憲民主党の菅直人元首相、枝野幸男代表。手前は目薬をさす樽床伸二氏=1日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)
衆院本会議に臨む(奥から)立憲民主党の菅直人元首相、枝野幸男代表。手前は目薬をさす樽床伸二氏=1日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)

 衆院本会議で1日に行われた首相指名選挙は、野党の離合集散劇を反映するような結果となった。野党第一党の立憲民主党の枝野幸男代表には社民、自由両党も投票したが、希望の党は共同代表を決められず、当選回数の多さなどから渡辺周元防衛副大臣を選んだ。民進党系の無所属の会は党代表となったばかりの大塚耕平参院議員を推すなど、対応が分かれた。(広池慶一)

 枝野氏は野党議員としては最大の60票を獲得した。立民55人に加え、社民、自由両党が各2票、立民と統一会派を組んだ山尾志桜里氏も投票した。枝野氏は本会議後、記者団に「(投票元に)自由党や社民党がいたことは感謝したい」と強調し、両党との協力関係を深める考えを示した。

 共産党は「事前の話し合いができなかった」(小池晃書記局長)として、12人全員が志位和夫委員長に投票した。衆院選に続き国会でも立民と連携を図ろうとしたが、足並みはそろわなかった。

 一方、希望の党は所属議員50人に加え、統一会派を組んだ前原誠司前民進党代表が渡辺氏に投票した。同党は、小池百合子代表が衆院選に出馬せず、1日までに国政を統括する共同代表も選ばなかったため、暫定的な投票先にせざるを得なかった。