
その他の写真を見る (1/3枚)
紫綬褒章 棋士の森内俊之九段(47)
《将棋界からの褒章受章は、春の紫綬褒章の佐藤康光・日本将棋連盟会長に次いで14人目》
--春の紫綬褒章の佐藤会長に続いての受章、今の気持ちを
「将棋界で受章しているのは偉大な先輩ばかり。受章を聞いて、びっくりしたと同時にいただいていいのかと葛藤があった。名誉なことで考えた末、お受けすることにした。春の佐藤さんに続き、将棋界からの受章。将棋界としてうれしい。名誉なことと思っている」
《勝浦修九段門下で昭和57年、奨励会に入会し、16歳でプロデビュー。「羽生世代」の一人として順調に昇級を重ねた。しかし、タイトルとは縁がなく、悩んだ時期もあった》
--初タイトルが31歳のときの名人。そのときの気持ちは
「小学6年生のときに奨励会に入り、16歳でプロになった。しかし、なかなかタイトルが取れず、悩んだ時期があった。31歳で名人に挑戦し、獲得できた。時間がかかったが、一つのことを成し遂げたという強い達成感があった」
《羽生善治棋聖と名人のタイトルを分け合う時期があり、羽生棋聖よりも1年早く永世名人の資格(通算5期)を得た》