浪速風

さあ、年賀状を書こう

年賀はがきが発売された京都中央郵便局 PRする舞妓の姿も=11月1日、京都市下京区(寺口純平撮影)
年賀はがきが発売された京都中央郵便局 PRする舞妓の姿も=11月1日、京都市下京区(寺口純平撮影)

もうそんな時期になったのか。お年玉付き年賀状が発売された。毎年のことだが、「早く年賀状を書かなきゃ」と気ぜわしくなり、これからの2カ月が短く感じる。時代小説の池波正太郎さんは、年が明けるとまもなく、翌年の年賀状の干支の絵を描き、印刷に出したそうだが。

▶年賀状の発行枚数は年々減少しており、前年より9・4%減の約25億8600万枚という。新年のあいさつもメールが増えているし、若者はSNS(会員制交流サイト)でつながっている。それでもアナログのぬくもりを大事にしたい。SF作家の星新一さんが友人に出したという年賀状が傑作だ。

▶「ことしもまたごいっしょに九億四千万キロメートルの宇宙旅行をいたしましょう。これは地球が太陽のまわりを一周する距離です。速度は秒速二十九・七キロメートル。マッハ九十三。安全です。他の乗客たちがごたごたをおこさないよう祈りましょう」。さて、負けない文面を考えようか。