朝鮮半島情勢

マティス米国防長官の「軍事オプション」の中身とは…戦々恐々の韓国を行動でなだめる

 【ソウル=桜井紀雄】マティス米国防長官は28日、ソウルで開かれた米韓定例安保協議(SCM)に出席し、「北朝鮮が核を使えば、(米国の)効果的で圧倒的な軍事的対応に直面する」と警告した。同時に外交的解決も強調。韓国は、米国が相談もなく軍事行動に出ることを警戒しており、トランプ大統領訪韓を直前に控えた今回の協議は、韓国側をなだめる側面を色濃くにじませた。

 「北朝鮮は誤解してはならない」。マティス氏は協議後、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相と臨んだ記者会見でこう前置きして続けた。「北朝鮮は米韓同盟に絶対、太刀打ちできない」

 朝鮮半島有事は起こらないとの韓国の楽観論を打ち砕いたのがマティス氏の9月の発言だった。「ソウルを危機に陥れずに取れる軍事オプションはあるのか」との記者の質問に「ある」と断言した。トランプ氏の放言とは違い、冷静沈着で知られる国防トップの一言に、軍事行動はあり得るとの観測が高まった。

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