思わぬ逆転現象「五輪音頭2020」が海外で反響

 大会組織委員会が8月上旬に公開した「東京五輪音頭2020」のビデオに、思わぬ逆転現象が起きている。海外向け公式フェイスブックに投稿し、23日現在で約112万回も再生され、約22万回の国内向けの5倍以上を記録している。

 前回の1964年東京五輪時に、故・三波春夫さんらが歌って大ヒットした「東京五輪音頭」をアレンジした「現代版」は当初、国内機運の醸成が目的だった。組織委の高谷正哲スポークスパーソンは「(海外受けを)狙ったわけではない。浴衣や法被など、外国人の『期待通りの日本』が表現されていたことが原因では」と分析する。

 もちろん最も重要なのは国内の盛り上がり。大会準備をめぐって多くの問題が起こり、招致が決まった13年のような高揚感はない。大会マスコット選定の目玉で、12月11日に始まる全国の小学生による投票も浸透しているとは言い難い。

 高谷氏は「最後に人の記憶に残るのは招致決定時ではなく、大会そのもの。スポーツや大会の価値を可視化させながら、積み木を積み上げるようにムードを高めていきたい」と話した。

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