大阪にあったハンセン病療養所「外島保養院」 冊子やリーフレットで悲劇の歴史を後世に

大阪にあったハンセン病療養所「外島保養院」 冊子やリーフレットで悲劇の歴史を後世に
大阪にあったハンセン病療養所「外島保養院」 冊子やリーフレットで悲劇の歴史を後世に
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 瀬戸内海に浮かぶ岡山県の長島(瀬戸内市)にある国立ハンセン病療養所「邑久(おく)光明園」。その前身が大阪市内にあったことはあまり知られていない。「外島(そとじま)保養院」と名付けられ、住宅地から離れた河口近くに建てられた施設は83年前の室戸台風で壊滅し、入所者ら196人が犠牲に。だが、病気への偏見や差別による反対運動で大阪では再建できなかった。そんな歴史を後世に伝えようと今年、冊子やリーフレットが作成された。教員らを対象にした研修で使われているほか、大阪で来月開かれる支援者養成講座でも副教材になるという。関係者は「悲劇を風化させず、語り継ぐツールとして活用してほしい」と呼びかける。