介護で腰骨を挫傷 元職員の男性が施設長提訴 前橋

 前橋市の障害者支援施設「青空」に勤務していた元職員の40代男性が27日、入所者の介護中、腰骨挫傷を起こしたのは施設を経営する社会法人や施設長が必要な労働環境整備を怠ったのが原因として、前橋地方裁判所に民事損害賠償請求を提起したと明らかにした。

 訴状などによると、男性は平成27年1月下旬、夜勤で女性職員と入所者約40人のおむつ交換や着替えを行い作業中に腰を痛めた。骨挫傷で全治3カ月と診断され、連続歩行や連続座位ができないなどの後遺症が出で職場をやめざるを得なかったという。業務統括の立場にあったとして施設を経営する社会福祉法人「前光会」と同法人理事長で青空施設長に対し約1699万円の損害賠償を求めた。

 男性は「きつい、汚い、危険といわれる介護の現場には熱意を持って働いている人もいる。ただ、腰痛で自主退職せざるを得ない人も多い。私と同じ思いをさせたくない」と語った。

 青空は「訴状の内容を確認し適切に対処したい」としている。施設長は元前橋市長の高木政夫氏。

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