東京五輪

「準備の遅れが出ているとは思わない」と小池百合子都知事、東京五輪まで1000日で

準備に関しては、都の関係者からさまざまな声も聞かれる。

担当の都幹部は、焦点だった経費分担問題で都と組織委員会、国との間で負担の大枠が決まったことや、都外の競技会場の運営費などに五輪宝くじの収益を充てることが決定したことを挙げ、「関係自治体が五輪に関する平成30年度の予算編成に向けて動ける環境が整った」との認識を示した。

関係機関は観客の輸送計画や、会場周辺の警備など具体的な課題に取り組んでおり、幹部は「役人が国や民間の現場の人たちと実務的に淡々と調整する」。

一方、別の幹部は小池氏が五輪会場計画の見直しなどで組織委の森喜朗会長と対立したことに加え、衆院選で政権批判したことに懸念を漏らす。「ぎくしゃく感は残る。一致団結して盛り上がろうというとき、悪影響が出なければいいのだが」とも話した。

都と組織委は大会の機運醸成に向け、不要になった携帯電話などから取り出した金属でメダルを作るプロジェクトや、五輪旗とパラリンピック旗を各地で披露する「フラッグツアー」に取り組む。ツアーは都外の開催地や震災の被災地など計14都道県を回っており、今後は残る33府県でも開催される予定だ。

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