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民進党を離党し、無所属で出馬し当選した山尾志桜里氏(43)と自民党から出馬し、比例で復活当選を果たした鈴木淳司氏(59)の一騎打ちとなった愛知7区で話題となっている無効票の問題。
愛知県の他の選挙区と比べて突出して多く、ネット上では「陰謀ではないか」と山尾氏の当選に疑問を呈する書き込みが殺到している。実際に「陰謀」があったのか。
愛知県選挙管理委員会が発表した開票結果によると、投票総数26万6783票。無効票は1万1291票だ。
ところが、愛知県内の他の選挙区では軒並み無効票が3千〜6千票台にとどまっているため、「候補者が2人しかいないのに、無効票が多すぎる」と疑問視するネット上の書き込みが殺到した。
愛知県選管によると、当選証書の授与式を終えてから集計を取り始めたというが、問い合わせの電話が24日、約35件あり、25日には午後3時半現在で40件に達し、騒ぎが収まる気配はない。
「うちの選管が山尾さんに有利な票操作をしたのではないか、と電話をしてくる方がほとんどです」と担当者は話す。開票作業は、山尾、鈴木両陣営の関係者が立ち会い、了承の印鑑も押しているので、この結果が覆る可能性は低いとみられる。無論、県選管は「票操作のような不正は一切ありません」と疲れ切った様子で話す。