衆院選

「党の地力なかった」「地元活動不十分」希望の党・樽床伸二代表代行ら敗戦の弁

記者会見を前に言葉を交わす希望の党の樽床伸二代表代行(左)と細野豪志氏=22日午後、東京・芝公園のザ・プリンス パークタワー東京(酒巻俊介撮影)
記者会見を前に言葉を交わす希望の党の樽床伸二代表代行(左)と細野豪志氏=22日午後、東京・芝公園のザ・プリンス パークタワー東京(酒巻俊介撮影)

 希望の党の樽床伸二代表代行と細野豪志元環境相は22日夜、開票センターを設置した都内ホテルで記者会見した。議席が伸び悩んだ理由について、細野氏は「地元活動が十分でなかった」と振り返り、樽床氏も「党の地力がなかった」と敗戦の弁を述べた。詳報は次の通り。

 --政権交代可能な政党として票が伸びなかった理由は

 細野氏「衆院小選挙区の場合は、いかに地元活動を継続してやってきたかがものをいう。そうでない時もまれにあるが、それは非常に大きな風が吹く場合だ。その場合は地元活動をほとんどやっていなくても通ることはあるが、今回はそういう状況ではなかった。結果として、地元活動が十分でなかった新人は非常に厳しい戦いになった」

 樽床氏「細野氏と全く同じだ。地力がなかったことが最大の原因で、それが(小池百合子代表の『排除』という)ひとつの表現によるマイナスを乗り越えていける地力が、候補者というか、政党そのものになかった。1カ月前にできたばかりの政党なので、会社に例えると中小企業が立ち上がったような状況だ」

 --地力をどのように高めるか。

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