衆院選

山教組の電話作戦に敗れた自民候補が土下座を始めるが…「ほめてやってください」とコスタリカ方式の女性候補が介抱 

【衆院選】山教組の電話作戦に敗れた自民候補が土下座を始めるが…「ほめてやってください」とコスタリカ方式の女性候補が介抱 
【衆院選】山教組の電話作戦に敗れた自民候補が土下座を始めるが…「ほめてやってください」とコスタリカ方式の女性候補が介抱 
その他の写真を見る (1/4枚)

 山梨1区は22日深夜、それまでの開票でリードしていた自民党前職、中谷真一氏(41)=公明推薦=を、地元の教職員組合などの支援を受ける無所属前職、中島克仁氏(50)が逆転した。開票開始から3時間足らずで、明暗が入れ替わった。

 中島氏は22日夜、甲斐市下今井の選挙事務所で開票を見守った。当初は劣勢が伝えられたが、中谷氏との差を徐々に詰め、午後11時45分すぎ、同氏に1千票余の僅差で競り勝った。

 前回に続く逆転劇。支援者の拍手と歓声に包まれ、「皆さんと一緒に自分らしく戦った。社会保障への不安の払拭がまず一番にやるべきこと。終始一貫、そのことを訴えたのが良かった」と振り返った。

 医師として診療所の院長を務める北杜市で中谷氏に5千票の差を付けるなど、自力を見せた。中島氏は今後の政党所属の有無について「各党が示す政策をしっかり判断して決めたい」と明言を避けた。

 今回は、希望の党公認を避け、無所属で選挙戦に臨んだ。同党の「憲法」「安保法制」などの踏み絵を避けた形で、前参院副議長の輿石東氏が「心を一つにした勝利」と振り返るように、連合山梨や山梨県教職員組合(山教組)などの支援につながった。

会員限定記事会員サービス詳細