浪速風

「モリ・カケ」より「憲法」を議論しよう もはや「国民の審判受けてない」とは言えまい

自民党本部で当確の候補にバラを付ける安倍晋三首相=22日午後、東京・永田町(沢野貴信撮影)
自民党本部で当確の候補にバラを付ける安倍晋三首相=22日午後、東京・永田町(沢野貴信撮影)

ハロウィーンを連想した。民進党から希望の党への合流組は、憲法改正や安保法制を容認する仮装をしたはずなのに、風向きが変わったと見るや、あわててリベラルの化粧をしようとした。立憲民主党への追い風で当選した菅直人元首相は、失礼ながらゾンビのような生命力だ。

▶台風21号の暴風雨にもかかわらず投票率が前回を上回ったのは、有権者が「国難」を乗り切る重要な選挙と認識していたからだろう。執拗に「森友・加計(かけ)問題」を取り上げるマスコミもあったが、北朝鮮の核とミサイルから国民の生命、財産を守り、少子・高齢化社会に備えるために誰に政権を委ねるか。これほど明白な判定はない。

▶重要なのは、自民党が憲法改正を公約に掲げたことである。機は熟した。もはや野党も「国民の審判を受けていない」とは言えない。「何でも反対」ではなく、日本の未来を見据えた議論に加わるべきだ。台風一過、衆院選に関してはすっきり青空になった。