その他の写真を見る (1/4枚)
南アフリカ原産のプロテアやイスラエルのグレビレアなど、ゴージャスでインパクトも強い「ネイティブフラワー(土着の花)」。世界各国のこんな草花でコサージュを作って身につけたり、スワッグ(壁掛け)にして飾る楽しみが広がっている。珍しい花材に、新鮮な驚きもあるようだ。(牛田久美)
◆アフリカから空輸
ネイティブフラワーとは、もともとその土地の気候や風土にあった固有種を指すが、日本では、南アフリカや豪州産の個性的な花を指すことが多い。最近、中南米や欧州、台湾など各国から珍しい花が届くようになった。
「桜の季節が、私は大好き。日本の皆さんが桜を愛でるのと同じように、アフリカの大輪を楽しんで」
駐日ケニア大使、ソロモン・カランジャ・マイナさん(57)は笑顔で語った。東京・代官山で9月に開かれたインターネットサイト「世界の花屋」の開設イベント。スタッフは胸にコサージュを飾って来場者を迎えた。
ケニアの対日輸出品の1位は植物だ。平成28年、日本国内のバラの切り花の4割がケニア産。赤道直下で育った大輪が特徴で、4日間で空輸される。