東証14連騰、当面は上昇基調か 「適正水準は2万2000〜2万3000円」との声

 平均株価は歴史的な連騰となったが、ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「業績面からみれば割高感はない」と指摘。短期的には過熱感が意識されるとしつつ、「平成29年9月中間決算に合わせて30年3月期通期の業績予想の上方修正が相次ぐのはほぼ確実視されている。実際にそうなると、平均株価の適正水準は2万2千〜2万3千円に引き上がる」と語る。

 野村証券によると、今回の連騰を除き、平均株価が12営業日以上の続伸となった過去6回のうち4回では、連騰終了後も数カ月程度は上値を追う展開が続いており、連騰が必ずしも「天井」を打つことを意味するわけではない。

 ただ、27年5月15日〜6月1日の12営業日続伸のときには、約3カ月後に中国発の金融市場の混乱で世界中の株価が総崩れになっており、海外動向には注意が欠かせない。

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