浪速風

民進、選挙のための偽装解体か-踏んだ踏み絵ひっくり返す希望合流候補者らの欺瞞、見逃せぬ

定例会見後、取材に応じる希望の党代表の小池百合子東京都知事=19日午後、都庁(福島範和撮影)
定例会見後、取材に応じる希望の党代表の小池百合子東京都知事=19日午後、都庁(福島範和撮影)

昨日に続き「うそ」について。心理学者デイヴィッド・L・スミスは「うそつきの進化論」(NHK出版)で「誰もが生まれながらのうそつきで、自覚のないままにうそをついている」という。自分に都合のよいように他人をだます。それによって、自分に好都合なものを真実と思い込む。

▶自己欺瞞(ぎまん)は生存のための本能なのだろうが、これは見過ごすわけにはいかない。憲法改正や安全保障関連法の容認を踏み絵にして希望の党に合流した民進党出身の候補が、「反対の意見は変えない」と言い出した。節を折らなかった立憲民主党に風が吹き、旗色が悪くなったからだろう。

▶さらには衆院選が終われば、民進党再結集という声もある。選挙のための偽装解体ではないのか。「政治家には自己愛的な人が多く、その人格特性がうそを助長する」(チャールズ・V・フォード著「うそつき」から)。洋の東西を問わず、有権者はしっかり真贋を見分けなければ。