世界文化賞

ミハイル・バリシニコフ氏(演劇・映像部門) 「芸術なき人生は考えられない」

【世界文化賞】ミハイル・バリシニコフ氏(演劇・映像部門) 「芸術なき人生は考えられない」
【世界文化賞】ミハイル・バリシニコフ氏(演劇・映像部門) 「芸術なき人生は考えられない」
その他の写真を見る (1/5枚)

 第29回(2017年)世界文化賞の演劇・映像部門受賞者、ミハイル・バリシニコフ氏(アメリカ/ラトビア)の合同記者会見での言葉と個別懇談会での主な発言は次の通り。

 【合同記者会見】

 「私個人としても、仕事の上でも、深く影響を与えてくれた日本に再び戻ってくることができて、本当に幸せを感じている。私は1969年にロシアのキーロフ・バレエ団の一員として初めて訪日し、以来、芸術的自由を求めてアメリカに移った後も何度も日本を訪れている。中でも歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんの隣で踊ることができたことは、生涯を通じての特典です。

 この賞は、私個人ではなく、何百万もの芸術を推進している人を代表して、責任を伴って与えられたと思う。その責任とは、このひ弱な時代にあって、芸術家として最善を尽くすとともに、不正義と闘う人々、残虐と闘う人々に、正しい時に正しい言葉で芸術を伝えるための最前線に立つことだと思っています」

会員限定記事会員サービス詳細