コト消費で豚まん、かまぼこ作り体験 大阪・ミナミらしい商店街の取り組み活況

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 大阪・ミナミの繁華街、南海電鉄なんば駅前の高島屋大阪店と道頓堀をつなぐ「なんば戎橋筋(えびすばしすじ)商店街」が、名物商品作りなど普段はできない体験を通じたコト消費を取り入れた活性化に力を入れている。訪日外国人だけでなく地元客にも愛される商店街にと、グルメや学び、街歩きなど多様な体験プログラムを展開。ネットショップでは味わえないリアルな商店街の魅力をアピールしている。(栗井裕美子)

 同商店街の老舗、大寅蒲鉾(かまぼこ)本店(大阪市中央区)では、中国の国慶節(建国記念日)の繁忙期が終わった10月13日、すり身の天ぷらを作る体験会が開かれた。主婦ら6人が社員の手ほどきを受けて、約1キロの魚のすり身を練り、好みの具材を入れて成形。揚げたてに舌鼓を打った。堺市中区の主婦、山下由加さん(37)は「よく商店街は通るが、店の人と触れ合うことはなかった。とても貴重な体験ができた」と話した。

 ミナミを代表する同商店街は、約370メートルに店舗がひしめき、休日には約10万人近くが訪れるという。戎橋筋商店街振興組合には大寅蒲鉾も含めて約100店が加盟し、今回の体験会は「体験博2017」の一環。同イベントは大型商業施設やインターネットの通信販売に流れがちな地元客を取り込もうと平成22年に始まり、春と秋に開催している。