まるで鳥…2足歩行ロボットのいま 効率的と安定を追求した結果「ヒクイドリ」の歩行に(動画あり)

 2足歩行ロボットを安定して歩行させるのは非常に難しい。オレゴン州立大学からスピンアウトしたアジリティ・ロボティクスは、効率的で安定した歩行を追求した結果、ヒクイドリの歩行にたどりついたという。

VIDEO BY WIRED US

[原文編者注:この記事は連載「HARDWIRED:Welcome to the Robotic Future(ハードワイアード:ロボットの未来にようこそ)」の1本である。連載では、社会を一変させる魅力的なマシンたちを取り上げている。]

2足歩行の人間型ロボットはSFでお馴染みだ。しかし、ロボット工学の蓄積をもって人間そっくりのロボットをつくろうとしても、2足歩行ロボットをつくるのはいまだかなり難しい。

しかし、ロボット技術者たちはその目標に近づきつつある。オレゴン州立大学からスピンアウトしたAgility Robotics(アジリティ・ロボティクス)が開発した「Cassie」(キャシー)がその一例だ。高度に進化した2足歩行ロボットで、軽々と歩き、バランスを取っているように見える。しかし、Cassieの背後では、膨大な量の物理や工学の技術がその歩行を支えている。

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