「読んで」「食べて」知って-何が出てくるか、ドキドキの食材付き情報誌「食べる通信」が人気

賀茂ナスを特集した「京都食べる通信」7月号の冊子と賀茂ナス=3日午後、京都市下京区
賀茂ナスを特集した「京都食べる通信」7月号の冊子と賀茂ナス=3日午後、京都市下京区

 雑誌に食べ物が付く一風変わった定期情報誌「食べる通信」が全国的に広がっている。生産者の思いや食材の豆知識、レシピなどが満載で、毎回違った食べ物を「読んで」「食べて」知ってもらう狙い。元々は東日本大震災の復興支援として平成25年に創刊され、現在は「大槌」(岩手県)「淡路島」(兵庫県)など39地域版が発行され、購読者は約1万人に。担当者は「食べて終わりではなく作り手の思いや苦労を知ってもらえたら」と話している。(南里咲)

 情報誌なのに段ボール箱で到着。箱を開けると、中からは丸々と育って紫色が鮮やかな京野菜「賀茂ナス」が出てくる。「京都食べる通信」の7月号だ。

 7月号では、京都市北区上賀茂の賀茂ナス農家に密着し、約25年間ホテルに勤めていた男性が家業の農家を継いだ苦労などを紹介。賀茂ナスを使ったレシピや農家が客の家をまわって野菜を売りに行く「振売(ふりうり)」の習慣なども掲載している。

 最新の9月号は京都府南丹市の燻製(くんせい)職人に密着。溶接職人だった男性が独学で燻製を習得し、地元で害獣被害が問題となっているシカやイノシシの肉を使った燻製に取り組む様子を特集した。付録はベーコンなどの燻製セットだ。

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