拉致被害者帰国15年

蓮池薫さん「北指導部は被害者を把握。再調査は不要」 単独インタビュー…近く交渉局面と分析

【拉致被害者帰国15年】蓮池薫さん「北指導部は被害者を把握。再調査は不要」 単独インタビュー…近く交渉局面と分析
【拉致被害者帰国15年】蓮池薫さん「北指導部は被害者を把握。再調査は不要」 単独インタビュー…近く交渉局面と分析
その他の写真を見る (1/3枚)

 北朝鮮による拉致被害者5人が帰国して15日で15年を迎えたのを受け、帰国者の一人である蓮池薫さん(60)が産経新聞の単独インタビューに応じた。「北朝鮮指導部は被害者が今どこに、どれだけいるか掌握している。『再調査』というのは必要ない」と言及、日本政府に対し被害者の生存や動向の情報収集に全力を尽くすよう求めた。

 平成26年に北朝鮮が全拉致被害者の再調査を約束したストックホルム合意以降も、情勢は膠着(こうちゃく)。蓮池さんは「拉致は現在進行中だ。被害者が生きている可能性も限りなく高い。被害者は希望を捨てず、がんばってほしい」と呼びかけ、「日本政府は本腰を入れ、解決に向けて努力を倍加しなければ道は開けない」と訴えた。

 また、政府の取り組みについて「水面下交渉などを含め努力されてきたと思う」と話しつつ、核・ミサイル開発で国際社会が北朝鮮に制裁圧力を強める状況下で「他国を出し抜き、拉致を解決するのは現実的に難しい」と指摘した。

 ただ、挑発が手詰まりになりつつある北朝鮮が、米国の圧力で核・ミサイル放棄を検討する交渉局面が近く訪れると分析。「その瞬間が拉致問題を強く示し、被害者を返す機会。核・ミサイル問題の平和的解決を含め、日本は北朝鮮に具体的支援などのロードマップを示すべきだ」と強調した。

会員限定記事会員サービス詳細