関電OBらの「原子力緊急時援助隊」、避難支援へ情報共有訓練 福井

 県内の原発での勤務経験がある関西電力の退職者らでつくる災害援助ボランティア組織「地域住民のための原子力緊急時援助隊」(NEATR=ニーター)が13日、敦賀市などで必要な物資などの情報を共有するシステムを使った訓練を行った。

 NEATRは県内の原発で重大事故が起きた際に住民避難をサポートしようと、昨年12月に発足。隊員は141人で、NPO法人「ワネッツ」が運営。インターネットを通じて現地で活動する隊員を支援する専用のシステムを導入している。

 訓練は、原子力災害時に広域避難先に指定されている奈良市に向かう敦賀市の避難先視察研修に参加する形で実施。現地での活動が可能な隊員2人が避難先に向かうバスに同乗し、スマートフォンを使って水など必要な物資や現地の状況を伝え、同市内の指令本部が情報を集約し別の隊員に必要な指示を出すなどしていた。

 NPO法人理事長で隊長の肥田善雄さん(67)は「活動内容を知ってもらい、今後は原発立地自治体との協定や覚書を結ぶことも検討している」と話した。

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