米、イラン核合意認めず

英仏独首脳、米に慎重対応促す 共同声明、ミサイル問題では米と協力

 【ベルリン=宮下日出男】トランプ米大統領によるイラン核合意の不履行認定を受け、メイ英首相とマクロン仏大統領、メルケル独首相は13日、共同声明を出し、米国が制裁を再開すれば「合意を損ねる恐れがある」と懸念を示し、米側に慎重な対応を促す一方、イランの弾道ミサイル問題などでは米国などと協力して「適切な手段をとる用意がある」と表明した。

 3首脳は「われわれ共通の安全保障上の利益にかなう」として合意堅持を改めて強調したうえ、米政府と米議会には「いかなる措置をとる前にもその影響を考慮する」よう求めた。一方、ミサイル問題などへの懸念は「共有する」とし、各国外相に対応の検討を指示したと明らかにした。

 ロイター通信によると、マクロン氏は同日、イランのロウハニ大統領とも電話会談し、合意履行を続ける欧州側の意向を伝達した。

 核合意で調整役を担う欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表は同日、「機能している合意を破棄するゆとりは国際社会にない」とし、「完全で厳格」な履行を支持していく姿勢を強調した。

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