【北朝鮮情勢】マレーシアが北からの輸入停止、大使館も閉鎖へ 狭まる包囲網 - 産経ニュース

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北朝鮮情勢

マレーシアが北からの輸入停止、大使館も閉鎖へ 狭まる包囲網

 【シンガポール=吉村英輝】マレーシアが今年6月以降、北朝鮮からの輸入を停止していることが13日、明らかになった。ロイター通信が報じた。また、マレーシアのアニファ外相は12日、北朝鮮に置く大使館を閉鎖する意向を表明。北朝鮮の友好国のひとつだったマレーシアが北朝鮮と距離を置く姿勢を明確にしていることで、国際的な「対北包囲網」がいっそう狭まった形だ。

 マレーシア当局の統計によると、同国は1〜5月に北朝鮮から石炭など2060万リンギット(約5億4600万円)を輸入したが、6月と7月の実績はゼロとなった。マレーシアは近年、北朝鮮からの輸入を増加させていた数少ない国の一つだった。

 一方、現地メディアによると、アニファ氏は平壌にある大使館を閉鎖する背景として、2月にマレーシアの空港で北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、大使館員らが帰国できない事態が起きたことを指摘。安全が保証できないことから、今後は北京の大使館へ業務の移管を検討するとした。

 他方、アラブ首長国連邦(UAE)は12日、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議を受け、北朝鮮国民に対する査証(ビザ)と、北朝鮮企業への免許の新規発行を停止すると発表した。